ドラマ「殺人を無罪にする方法」
ニューヨークの弁護士事務所を舞台にしたドラマ「SUITS」にハマっていると以前紹介しましたが、弁護士にフォーカスを当てたドラマの多くは「正義の味方」として描かれているのがほとんどです。
しかし、そんな常識を覆す、型破りなドラマに出会って、案の定爆ハマりしてしまったので紹介します。
その名も、「殺人を無罪にする方法(How to get away with murder)」です。

弁護士という立場上、たとえ殺人犯であっても全身全霊で依頼人を弁護しなければならないのは言うまでもありませんが、このドラマでは減刑や執行猶予を求めるといったレベルではなく、あらゆる手を使って依頼人を無罪にするという、ちょっぴりダーティーな弁護士の姿が描かれています。
今までの弁護士ドラマではあり得なかった、「こんな弁護ありー!?」という奇想天外な作戦が繰り出されるのはお決まりで、予測不可能な展開にどんどんハマっていってしまうドラマです。
アナリーズの弁論に見るものも圧倒されてしまう
そんなドラマの主人公アナリーズ・キーティング役を演じているのは、黒人女優のヴィオラ・ディヴィス。

鋭く冷静な眼差しは、画面を通して見るものの心まで凍らせてしまいそうな魅力に満ちています。彼女はこのドラマへの出演で黒人女性として初めて「プライムタイム・エミー賞主演女優賞 ドラマ部門」に輝いたほか、アカデミー賞なども受賞したことがある、凄い黒人女優さんなんです。
“絶対に負けない弁護士”のアナリーズが、彼女自身が教える法科大学院から選抜した5人の生徒とともに、あり得ない方法で次々と勝訴を勝ち取っていくというストーリーの同ドラマですが、このドラマの最大の魅力は単なるリーガルドラマではなく、ミステリードラマとしての一面も兼ね備えていること!!
シーズンを通して徐々に紐解かれる謎の殺人事件の真相を知った時にはもう…!!一気見必死な展開に、息を飲まずに入られません。
ハリポタ出演俳優がこんなに大きく!!
法科大学院生の中で、キーパーソン的存在であるウェス・ギブンズを演じているのは、アルフレッド・イーノック。
実は彼、映画「ハリー・ポッター」シリーズでディーン・トーマスを演じていた、あの少年なんです。

可愛らしい下がり眉と優しげな瞳を見て「あ!」と思った人も多いかもしれません。
映画「ハリー・ポッターと賢者の石」に出演していた時はまだ13歳だった彼の、大人な演技も見どころの一つです。
マイノリティに立ち向かうキャスティング
主演のヴィオラ・ディヴィス(アナリーズ役)が黒人なのをはじめ、彼女と一緒に働く法科大学院生のうち2人が黒人(ウェス役アルフレッド・イーノックとミカエラ役アジャ・ナオミ・キング)、さらにヒスパニック1人(ローレル役カーラ・ソウザ)と、メインキャストのうち半数が白人以外という人種構成になっています。
さらに、白人学生のコナー(演・ジャック・ファラヒー)はゲイ役で、劇中ではゲイカップルのベッドシーンも描かれていたり、HIVへの恐怖が取り上げられたりと、これまでにないほどにマイノリティに対してもフォーカスが当てられている内容のように感じます。
法律、ミステリー、マイノリティなど、様々な観点から楽しみ、考えさせられることも多いドラマ「殺人を無罪にする方法」。現在Netflixでシーズン2まで配信されています。
この記事をSNSでシェア
この記事が気に入ったら いいね!しよう
最新記事をお届けします!
シェアランキング
新着記事