”お騒がせセレブ”としても有名なマイリー・サイラス
歌手、女優としてアメリカで高い人気を誇るマイリー・サイラス、23歳。
2008年に米タイム誌の「最も影響力のある100人」、ピープル誌の「最も美しい100人」に選ばれるなど、若くしてその存在感を世に放っています。

13歳で主役に抜擢されたディズニー・チャンネルの人気ドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」はドラマ4シーズン、映画2本が作られるなど、社会現象級の大ヒットとなるとともに、彼女の名をジュニアアイドル界における不動のものに押し上げました。

さらに、最近ではその過激な衣装やダンスパフォーマンスの数々で、度々物議を醸すこともある彼女。最近ではすっかり”お騒がせセレブ”としても知られる存在になりました。
”全性愛”という特殊なセクシャリティを持つことも告白
LGBTQアイコンとして、性的少数派の人たちに向けた活動を積極的に行っていることでも知られるマイリー。
実は、マイリー自身がパンシェクシャル(全性愛)という特殊なセクシャリティの持ち主であることを明かし、話題になっています。

マイリーが抱いているという”パンセクシャル”とは、自身を男性か女性に分類することができない人、しない人のことを言います。従って相手は同性でも異性でもないため、ゲイやレズビアン、バイセクシャルのどれにも該当しないというセクシャリティなのだそうです。
自身のセクシャリティについてマイリーは…
私はずっと自分のジェンダーやセクシャリティを理解できていなかった。他人に対しても男の子とか女の子とか区別をしたこともなかったし、バイセクシャルって言われるのもちょっと違うと思う。小学校5、6年生の頃にはそんな自分のセクシャリティを理解し始めていて、始めて付き合ったのも女の子だった。
ロスにあるLGBTQコミュニティに通いだして、いろんな人の話を聞いていたら、何人かが”自分を男でも女でもない”って言ってた。誰にでも女性らしい面と男らしい面があるように、みんな”中性的”って思うの。
私は女の子であることを楽しんだこともなければ、男の子に憧れたこともないって思った時に始めて、「私には性別がないんだ」って気づいたの。
自身のセクシャリティに気づき始めたというマイリーは小学生の時に母親に自身のセクシャリティをカミングアウト。しかし、敬虔なキリスト教徒だった母親はなかなか自分のことを理解してくれなかったと振り返ります。
しかし、今ではマイリーの良き理解者となり、娘がLGBTQアイコンとして注目されていることを誇りに思っているのだそうです。
LGBTQ支援のためのNPO法人も立ち上げ!
若い世代のホームレスの多くが性的少数派であるという事実を知ったマイリーは昨年、彼らを支援するためのNPO法人「ハッピー・ヒッピー・ファウンデーション」を自ら創設。

性的少数派として肩身の狭い思いをしている若者に手を差し伸べるとともに、世間に向けて理解を求める活動を続けています。
今の自分に誇りをもつこと

”パンセクシャル”というセクシャリティについて、既に知っていたという人はどれほどいるでしょうか?
ゲイやバイセクシャルに比べて認知度も低いため、マイリーも自身のセクシャリティに納得できるまで辛く悩んだことも多かったのではないかと思います。
しかし、ディズニー・チャンネル出身者として、始めて自身のセクシャリティをカミングアウトするなど、今では自身のセクシャリティを認め、自身を持って堂々と生きているマイリー。自身が新たな道を切り開いてきた張本人であるからこそ、世界は変えられる!と強い信念を持ち、こういった活動にも積極的に取り組んでいるのでしょうね。
今後の活躍にも期待したいです。
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