体の為と思っていたサプリが悪影響を及ぼす!?
サプリメントは、手軽に栄養補給できるアイテム。その種類は、美容目的のものから、血液サラサラ効果など健康のために良いとされるもの、最近では目のピント調節を目的とするものまで多種多様。食事が偏りがちだったり、少しでも体に良いものを摂りたいな、という人にはもってこいで便利なアイテムなだけに、「1つや2つ、愛用のサプリメントがある」という人も多いかもしれません。
特に妊活中のカップルにとって、健康な体を作ることは”はじめの一歩”。したがって、足りない栄養を補おうとサプリメントを愛用している人も多いはずです。
しかし、そんなサプリメントが妊活に悪影響を及ぼすことがあるという事実を知っていますか!?知らずに摂取を続けていたら大変です。あとで後悔する事のないように、きちんと確かめておきましょう。
イソフラボン
女性ホルモンと似た形をしているため、同じような作用が期待できるとして一躍脚光を浴びたイソフラボン。イソフラボンが多く含まれている食材として、大豆製品や豆乳にも注目が集まりました。イソフラボンの人気は未だ健在で、スーパーには多くの豆乳製品が並んでいますし、サプリメントも多く発売されています。
”女性ホルモンと同じ働きをする”と聞くと、女性らしい体を作ってくれたり、妊活にも効果がありそうな気がしますよね。しかし、イソフラボンの多量摂取は逆にホルモンバランスを崩したり、病院で処方された他のホルモン剤に悪影響を及ぼすことも。”閉経後の女性がイソフラボンの多量摂取を続けた結果、また生理が始まってしまった”なんてことも起こるほど、イソフラボンは想像以上に強力な効果を発揮する成分なのです。
納豆や豆乳など、食品から摂る程度のイソフラボンならホルモンバランスを崩すほどの影響を与えることはありませんが、イソフラボンの成分が凝縮されているサプリメントは要注意。妊活をスタートさせたら一度摂取をお休みすることをお勧めします。
プラセンタ
プラセンタとは胎盤から取れるエキスのことです。胎盤は赤ちゃんとお母さんを結ぶ大切な器官ですから、タンパク質、脂質、糖質をはじめ、アミノ酸やビタミン、ミネラル、核酸などの栄養がたっぷり含まれています。
そして、最も期待されているのがアンチエイジング効果です。プラセンタに含まれる核酸や成長因子、抗酸化物質がお肌の老化にブレーキをかけ、ターンオーバーの促進などでシミやシワの防止に効果があるのではと人気に火がつき、今ではサプリメントの他、注射や点滴、プラセンタを含む美容液まで登場し、一躍美容成分の第一党に躍り出ました。
そんなプラセンタ、アンチエイジング効果が期待できるということから『卵子の老化にも効果があるのではないか』と噂されています。しかし、その効果はまだ未知数で”効果があるとは言えないし、ないとも言えない”というのが現状だそうです。
そんなプラセンタで気をつけなければいけないのがある成分の存在、hCGというホルモンの一種です。hCGは妊娠すると産生されるホルモンで、胎盤でせっせと作り出されるホルモンです。つまり、胎盤が主成分のプラセンタには少なからずこのhCGホルモンが含まれていることがあります。そうすると、体が”妊娠している”と勘違いし、排卵の遅れなどを招いてしまうことも。他のホルモン剤との相性が悪く、悪影響を及ぼすこともあるので、サプリメントを愛飲している方は、一度医師とに相談することをお勧めします。
マカ
マカとは南米ペルーで約2000年前から栽培されていたとされる多年草植物。マカの栄養価は非常に高く、含まれている成分はビタミン、ミネラルの他、必須アミノ酸や亜鉛などなど。近年その栄養価の高さから注目を集め、NASAが宇宙食に採用するほどです。
そんなマカは滋養強壮、精力増強に効果的とされています。また、「天然のバイアグラ」とも言われるマカは、男性不妊にも効果的と言われ、下半身の血流改善や精子の質改善などに良いと愛飲する人も増えています。
不妊に良いサプリメント、ということで旦那さんと一緒に飲む奥さんも多いようですが、女性には気をつけてほしいポイントが。マカは脳下垂体に働きかけホルモンの分泌をサポートする効果が期待できますが、体に合わないとホルモンバランスが崩れたり、基礎体温の乱れを招くことも。さらに下痢や腹痛、頭痛といった症状が現れることもあるようです。
複合型サプリメント
最近では”妊活中にお勧め”や”妊活女子にもってこい”といったキャッチフレーズがパッケージに書かれた多成分複合型サプリメントを多く見かけるようになりました。その多くは、葉酸やビタミンなど、妊活中にぜひ摂ってほしいと推奨される成分が主役になっているものがほとんどです。
しかし、それらには先述のマカやイソフラボンが含まれていることも!!妊活用サプリメントを購入する際は、これらの成分が含まれていないか、きちんとチェックして購入しましょう。

サプリメントは”体に良いもの!”と思い込んで、ついつい過剰摂取になってしまっていることも。もしも体調や基礎体温表に変化を感じたら、一度愛飲中のサプリメントを見直してみましょう。妊活中の方は、医師に相談の上使用するのがベストです。
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