”スナップチャットの女王”として人気を博した米人モデル
米誌「PLAY BOY」の専属セクシー・モデル”プレイメイト”として絶大な人気を誇り、また若者に人気のSNS「スナップチャット」でも抜群の人気を獲得していたことから”スナップチャットの女王”とまで呼ばれていた人気モデルのケイティ・メイが今年2月、34歳という若さで急死し、大きな話題になりました。
シングルマザーとして一人娘のミアちゃんの子育て真っ最中だったという彼女。幼い一人娘を置いて、あまりにも早く天国へと旅立ってしまった彼女の死を多くのファンが悼みました。
ようやく死因が判明。原因はなんと身近なアレだった!
死後約半年が経過し、ロサンゼルス郡検視局がようやく彼女の死因が判明したと発表しました。
その原因はなんと、私たちにも身近な存在の”カイロプラクティック”だったというのです!
以前より首に痛みを抱えていたというケイティ。それを改善しようとカイロプラクティックを訪れた彼女は、なぜ死に至らなければならなかったのでしょうか…。
多発する”事故”の実態
死亡する数日前にカイロプラクティックの施術を受けていたというケイティ。なんとそこで、カイロプラクターによって首を曲げられた際に首の動脈を損傷してしまったのだそうです。
脳へ血液を送るという大切な役割を果たすこの血管を裂傷してしまった彼女は数日後に突如脳卒中を起こし、間もなく死亡してしまったのだそうです。
実は、カイロプラクティックや整体、マッサージなどによる事故は日本でも多発していて、近年問題となっているのです。
施術師が患者の持病を見落としてしまったり、力加減を誤ることで発生してしまうという事故。中には骨折してしまったり、脊髄やじん帯を損傷し、後遺症が残ってしまうケースまで発生しているのだといいます。
翌朝、右腕は内出血を起こして、変色していました。強く押されたせいで、毛細血管が破裂していたのです。
整形外科に通い、治るまでに1か月かかりました。
首を治せば、楽になると言われ、首を左右に急回転されました。しかし、帰宅後、全身の激しい痛みに襲われたといいます。
(中略)
男性は、整形外科で脊髄損傷と診断されました。手術しましたが、回復は困難と見られています。
こういった被害の報告は、国内だけでも年間約1,000件も寄せられているのだといいます。
利用者に求められる、信頼できる施設を選ぶ目
国内のリラクゼーション施設には、鍼灸師や接骨院のように国家資格が必要なものもあれば、カイロプラクティックや整体のように、民間資格であったり特に資格取得が必要のないものも多く存在します。(カイロプラクティックは、アメリカやEU諸国など約40カ国では国家資格が必要な専門職として位置付けられています)
中には、昨今のリラクゼーションブームにより施設や店舗数が急拡大する一方で、知識や経験の薄い人材を施術に当たらせている施設も存在するといい、業界も改善に動き出しているようです。
気軽に利用できるとして大人気のこういった施設ですが、信頼できる、知識と経験と実績のある施設を我々利用者が見極める目を持つことが求められているようです。
ケイティの娘のための基金も設立される
思わぬ悲しい事故により命を奪われてしまったケイティ。そんな彼女の一人娘のために、遺族はクラウドファウンディングにより基金を設立し、これまでに3万ドル超(約300万円)の支援が寄せられているのだと言います。
日本とは違い、国家資格を持ったカイロプラクターによって起こされた事故だっただけに、アメリカ国内では特に大きな衝撃となっているこの一件。彼女の死が無駄にされないためにも、施術師に高い知識を与えることが求められています。
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