現在海外留学中のEXILE・ATSUSHI
大人気ダンス&ボーカルユニット「EXILE」で、ボーカリストとして活躍するATSUSHIさん。
現在はEXILEとしての活動を制限し、海外留学していることを発表しています。

海外でその魅力にさらなる磨きをかけ、EXILEを世界に羽ばたけるグループへと牽引する存在となって帰ってきてくれるのではないかと期待されていますよね。
テレビで見る機会は減ってしまいましたが、先月からは待望の公式インスタグラムをスタートさせるなど、これまで以上に彼の存在が身近に感じられることを嬉しく思っているファンも多いのではないでしょうか。
帰国中に行なっていた極秘コンサートとは…
先日、一時帰国して「三代目 J Soul Brothers」のコンサートの応援に駆けつけていたことなどを報告していたATSUSHIさん。
その傍ら、実は“ある場所”で極秘のコンサートを行なっていたことを明かしました。その場所とは…
少年院!!
実は、2015年に法務省により委嘱される「矯正支援官」の仕事を引き受け、定期的に刑務所や少年院などの矯正施設を訪問して慰問活動を行なっているATSUSHIさん。
今回は、その活動の一貫で新潟県にある少年院を訪れていたということを明かしました。

実は先日、表には出ていませんが、日本に帰国中に、法務省と杉良太郎特別矯正官から任命されていた、矯正支援官の公務に行ってまいりました。
今回の行き先は、新潟にある、長岡の少年院でした。毎回、この公務に勤めさせて頂くたびに、たくさんのことを感じさせられ、たくさんの社会問題に、直面させられます。
慰問の際の交通費や宿泊費は支給されると言いますが、日本を代表するトップクラスのアーティストを迎えるのに相応しい豪華なものが用意されているわけもなく、場合によっては出演者自ら自腹を切ることもあるという刑務所の慰問。
さらに、観客である受刑者らは音楽に合わせて体を動かしたり、声を上げて盛り上がることは許されず、きちんと整列した姿勢を崩すことなく見物しなければならないため、普段のコンサートのような盛り上がりは皆無な雰囲気だといいます。
しかし、そこまでしてATSUSHIさんに慰問を決意させた理由とは一体…
偶然訪れた少年院で知らされた衝撃の事実…
実は、2011年に起きた東日本大震災後に仙台を訪れた際、東北の少年院・女子少年院を慰問する機会があったというATSUSHIさん。その時に、収容されている子供達の7〜8割が家庭環境に問題を抱えているという驚愕の事実を知り、何かできないかと思案するようになったのだそうです。
そんな折、彼に声をかけてくれた人物というのが、日本における慈善活動の第一人者である杉良太郎さんだったのだそうです。

長年に渡って刑務所への慰問・講演会を行ない、ベトナムで100人もの身寄りのない子供達の里親になるなど、国内外を問わず慈善活動を積極的に行なってきた杉さん。
その慈善活動の功績が評価され、2008年からは矯正施設運営について提言する特別矯正監にも任命された彼の呼びかけを受けて、現在ATSUSHIさんのほか、浜崎あゆみさんや夏川りみさん、コロッケさんなども、矯正支援官として活動をしています。
「これはファンサービスではない」少年受刑者に伝えた思い
日本の犯罪の約半数が再犯であることから、「再犯をなくせば犯罪を半分にできる」との思いで慰問活動を続けているATSUSHIさん。
今回の慰問では、家庭の問題やイジメなどに直面し、犯罪を犯してしまったという少年たちに、「プライドを捨てることも、強さであること。誰かに助けを求めること。」の大切さを説き、さらに彼らのために書き下ろしたというオリジナルソング1曲を歌い、その思いを伝えてきたのだそうです。
そして、ATSUSHIさんが彼らに伝えた最後の言葉というのが…

最後に言わなければいけない言葉を、伝えました。
“俺は今日、ファンサービスしにきたわけじゃないから。二度と同じ過ちを繰り返さないように、もうこの様な場所には戻ってこないと、約束してください。そして、悪いことをして、いつもコソコソ生きるような、そんな生き方を選ばずに、ここを出たら堂々と、楽しい人生を歩みながら、いつの日か、堂々と僕のライブに会いにきてください。”
そう伝えました。
いつか、更生して立派な大人へと成長した姿で、今度は1人のアーティストとファンとして再会しよう、との思いを伝えて慰問を終了したというATSUSHIさん。彼らの更生に込めた強い願いが伝わってきますよね。
表立った活動ではないだけに、彼が矯正支援官として活動していたことを知らなかったというファンも多かったようで、この投稿には
「大変な仕事だと思いますが、みなさんいい方向に進むといいですね。」
「あなたの素敵な歌声にどれほど心救われたことでしょうか」
「どうかATSUSHI君の優しさが子供たちのこれからの道しるべとなりますように!」
といった、その活動を応援する多くの声が寄せられていました。
知られざる一面には驚き
トップアーティストとして活動する傍ら、人知れず刑務所の慰問活動を行なっていたATSUSHIさん。
決してスポットライトを浴びるような仕事ではありませんが、恵まれない環境に育ち、若くして道を踏み外してしまった子供たちに何か手を差し伸べる手立てはないかと模索する姿には、胸を打たれるものがありました。

歌で人の心を動かしたい。そう願いながら精力的な活動を続ける彼の姿には、傍観者となってしまいがちな多くの大人たちにも何かできることがあるのではないかと、深く考えさせられますね。
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