カンヌで魅せた!ブレイク・ライブリーの美しすぎるドレス姿
昨年のカンヌ国際映画祭にて、当時第二子を妊娠中だったアメリカ人女優、ブレイク・ライブリーが美しすぎるマタニティドレス姿を公開し、連日話題となっています。

妊婦には見えない美し姿ですね。マーメイドタイプのドレスがブレイクのグラマーな体型を強調しています。
この投稿に彼女が添えたコメントが「L.A. face with an Oakland booty(可愛いお顔と大きなお尻、という意味で用いられるスラング)」とってもお茶目なコメントに思えますが、なんとこのコメントが原因で彼女のインスタは大炎上となってしまいました…
インスタが炎上してしまった裏にはアメリカが抱える深い闇が…
実は、Oakland bootyという表現自体が黒人女性を指しているという解釈があったり、カリフォルニア州オークランドには黒人とメキシコ系の貧困層がクラススラムがあるため、L.A. faceがエレガントな白人で、Oakland bootyが黒人であるという風に一部の層から解釈されてしまったことで、ブレイクのコメントが人種差別だ!との批判を受けてしまうことになったのです。
日本人の感覚からすると考えすぎでは・・・?と思いたくもなってしまいますよね。
黒人奴隷の開放活動や人種差別に対する撤廃運動が巻き起こってから150年あまりが経ち、ついには黒人大統領が誕生するほど人種差別や異人種への偏見が減ってきているように見えるアメリカですが、未だに埋まらない大きな溝が存在するのです。
テイラー・スウィフトのMVも炎上の対象に
アフリカで撮影が行われたというこちらのMV。アフリカの大自然を存分に活かした構成で、動物たちと寄り添う姿なんかはとても迫力があって美しいですよね。MVの内容も男女の恋愛模様を描いたショートムービーのような仕上がりですが、なぜこのMVが批判の対象になってしまったのかというと、お金持ちのアメリカ人が、貧しいアフリカの地に幻想を抱くこと自体が失礼だという考えがあったり、アフリカなのに白人しか写っていないことからアフリカが白人によって支配されてしまったようだと解釈されてしまったから。
もちろんこのMVに人種差別の意図は全くなく、MVの監督はアジア系、プロデューサーにはアフリカ系の人々がいたと製作側は主張、最終的にはテイラー自身がMVによる収益をアフリカへのチャリティーとすると発表するにまで至りました。
ノミネートが全員白人だと物議を醸し出したアカデミー賞
昨年2月に行われたアメリカのアカデミー賞授賞式。レオナルド・ディカプリオが念願の主演男優賞を受賞したことでも盛り上がりましたが、実はその裏で人種差別問題が取り沙汰されていたことをご存知でしょうか。
本年のアカデミー賞の主演男優賞・女優賞、助演男優賞・女優賞にノミネートされた20人は、2年連続で白人ばかりだったことが人種差別ではないかとの物議を醸し、黒人映画監督や俳優が授賞式をボイコットすると宣言しました。人種差別に対するツイートには「#OscarsSoWhite(真っ白なオスカー)」というハッシュタグがつけられるなど社会現象にもなりました。
GAP Kidsの広告ポスターも問題に

アメリカの衣類ブランドGAPの広告として公開されたこちらの写真、これも人種差別を助長していると問題になりました。
かわいい子供達がカッコよくポーズを決めているこちらの写真、唯一の黒人である女の子が白人に頭を押さえつけられているように見えるということが問題視されてしまいました。
こんな些細なことでも「人種差別だ!」と言われてしまうくらい、アメリカが抱える人種差別に対する問題は根深く、深刻なものなのですね。
アメリカ国内に根深く蔓延る差別意識
黒人に限らず、アジア系、ヒスパニック系、インディアン系、また宗教でもイスラム教徒やユダヤ教徒は差別の対象となってしまっているアメリカ。
白人の黒人差別に反発する声が強いように、黒人に地位や名誉が与えられることを良しとしない白人によるヘイト運動なども巻き起こっている現実があります。
アメリカ映画やドラマではほとんどの作品が黒人やヒスパニックなどの異人種が登場するように作成されており、黒人が上司役だったり、主役だったりという作品も多く存在します。それでも、長年の差別意識から抜け出すのはまだまだ難しい問題でもあるようです。
アメリカの人種差別問題が明るい未来を迎える日は、果たして訪れるのでしょうか。
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