シングルマザー芸人の”ももち”
底抜けに明るいキャラクターと、スリーサイズが全て120cm!!という見事なドラム缶体型で人気の芸人柏崎桃子さん。
ファンからは”ももち”の愛称で親しまれていますよね。

実は、17歳の時に妊娠が発覚、高校を中退して結婚・出産するも、夫の借金やDV、女癖の悪さに業を煮やし、24歳で離婚に至ったという経験を持つ彼女。
離婚後に介護福祉士の資格を取得した彼女は現在、介護福祉士と芸人という二足のわらじを履きこなすスーパーシングルマザーとして19歳の一人息子を育てながら、バラエティ番組やダイエット番組に出演するなどの活躍を続けています。

また、息子が軽度の発達障害であることも告白している彼女。
以前にはシングルマザーとしての子育てに加え、発達障害に理解のない周囲に傷つけられたことも多かったといいます。
そんな彼女の激動の半生を綴ったブログは、シングルマザーや夫婦関係に悩む人たち、子供の発達に不安を覚える親たちから多くの共感を得るなど、大好評となっています。
息子は母と同じ介護福祉士を目指し勉強中!
今年の春から専門学校に進学したという息子さん。
女手一つで力強く子育てに励んできた母の背中を見てか、母と同じ介護福祉士になることを目指しているのだそうです。

現在、息子さんは栃木県にある柏崎さんの実家で暮らしているため、東京で芸人として活動する母とは離れて生活しているそうですが、誕生日などの記念日には息子さんも東京に駆けつけるなど、今でもとっても仲良しな親子なんだそうです。
子供の成長に必要なのは…お金!!!
息子さんを希望の進路に進ませてあげるなど、ここまで立派に子育てをしてきた柏崎さん。
実は、離婚してから13年間、前夫から養育費等が支払われたことは一度もなかったのだそうです。
先日更新したブログでは、柏崎さん同様に、離婚後に養育費がきちんと払われないケースがとても多いという問題に触れ、多くのシングルマザーが直面する貧困の苦しさを訴えました。
別れるのは勝手にせよ
子どもは成長するのよ。それに必要なのは
愛情もモチロンなんですけど
キレイゴト抜きでお金!
現在、離婚後に約束通り養育費が支払われているのは約2割にとどまっていると言われており、これは社会問題化する「母子家庭の子供の貧困」を引き起こす大きな要因の一つであるとされています。
離婚時に約束しても、それが守られていないケースがほとんどであるということを受けて、柏崎さんは”ある提案”をブログの読者に投げかけました。
養育費を強制徴収!?「離婚税」を提案!
養育費支払いの約束がなんとか守られないものか、母子家庭の金銭的な苦しみをなんとか軽減する策はないか、と離婚から13年間絶えず考え続けてきたという柏崎さん。

そこで思いついたのが、離婚後に子供の養育をしていない人が払う「離婚税」という制度だったそうです。
何度元旦那は今頃気楽に生きてるんでしょうねぇ!?とやさグレそうになったかわからない。
離婚税出来ないかな?
ちゃんと親として。
成人するまで。別れたって親は親!
責任って大切。いろいろ難しいかもですが何かいい方法あるといいですよね。
母子家庭には、収入額に応じて母子家庭手当が支払われますが、手取り収入が20万円ほどだった柏崎さんに支給されていたのは、1万数千円程度だったそうです。
これでは子育てどころか、大人一人が暮らしていくのもやっとな額ですよね。
シンママ家庭を救う!?”離婚税”に賛否両論
十分な収入を得ることができない母子家庭への手当を、離婚後に子供の養育を行っていない父親から徴収する”離婚税”でまかなってはどうか、と提案した柏崎さん。
この考えには、多くのシングルマザーたちから賛同の声が寄せられました。
「現在、働き方も多様化されて、旦那さんの給料差し押さえするより、離婚税は、良いかもしれないね。」
「娯楽に税金かけるなら、不貞をはたらいて離婚した養育費払わない旦那に離婚税かけてほしいです。」
「離婚税!ほんっと作ってほしい!
離婚したら母親だけに責任があるの???
お互いの子供なのだから一緒にいられない父親はせめてもお金だけでもキチンと払うべきでは!」出典 ameblo.jp
所得税同様、給与から”天引き”されてしまえば未払いの心配は一切ありませんからね。
前のパートナーと連絡を取り合う必要もないため、離婚経験者からは”画期的なアイディア!”と称賛する声が多く寄せられました。
しかし一方では、「金銭的に苦しくなることを考えずに離婚する方が悪い」と、母子家庭への手当を充実させること自体に苦言を呈する声も寄せられていました。
「自分が決めて結婚して子供を産んだのだから、国の税金を当てにせず、自分たちでもっと我慢しなさいって思ったりもします。
(中略)
男にも女にも結婚した責任、別れた責任があります。
最近、無責任な親が多すぎます。」「元旦那に対して2度と会いたく無いし、顔も見たくないし、声も聞きたく無いのですが、そんな人を昔は好きだと思って結婚したのは自分だし~
離婚するのにもお互いに何かしらの原因があっての事なので、離婚後に相手からは離婚税取ります!みたいなのは私は無いなと思いました( °´^` )」出典 ameblo.jp
暴力や借金などから「子供を守るため」に離婚を決断するという人も大勢います。
しかし、これらのコメントからは、未だに世間では離婚やシングルマザーに対する厳しい目や偏見が存在することが分かりますよね。
養育費は”子供を育てるため”に最低限必要なもの
カップルの3組に1組が離婚すると言われている現在でさえ、偏見を持たれてしまうことが多い母子家庭などの一人親世帯。
しかし、養育費は”子供を育てるため”に無くてはならないものです。親の貧困を理由に、子供たちの未来が閉ざされてしまうという現実があって良いものでしょうか。
さすがに、”離婚税”は突飛な考えかもしれませんが、「子供の貧困」という大きな問題を解決する糸口にはなるかもしれませんよね。他人事とは思わずに、今後国民全員が考えるべき課題とも言えましょう。
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