3児の母となっても輝きはそのままに、女優の広末涼子
今もなお、変わらぬ美しさを放って活躍を続けている、女優の広末涼子さん。
コミカルな役から、悪女役まで幅広くこなす、演技派女優としてその名を馳せていますよね。

そして、現在36歳となった彼女は、2男1女を育てる母親でもあります。
最近では、母親役を演じることも多く、優しそうな母の眼差しを役柄の中に見ることも多くなりましたよね。3児の母として奮闘する毎日を送りながら、女優としても活躍を続ける彼女の姿は、働くお母さんたちにとって、とても心強い存在となっているのではないでしょうか?
「子供と仕事どっちが大事?」と問われ…
12月3日、女性の活躍をテーマにしたイベント「WOMAN EXPO TOKYO 2016 Winter」にゲスト出演し、トークショーを行った広末さん。
その中で、働く母としての心理を赤裸々に語った姿が話題となっています。

最近、お子さんに「子供と仕事、どっちが大事?」と聞かれたという広末さん。
きっと、広末さんが女優として本格復帰したことに対しての寂しさからくる質問だったのかと思われますよね。一生懸命に仕事に励むお母さんであればあるほど、心にグサッと突き刺さる際どい質問です。
つい、答えを言い淀んでしまいそうな質問に、広末さんは…
『仕事だよ』と言いました。そう言える関係性が大事。
なんと、「仕事」と即答したといいます。
もちろんこれは、子供と仕事を天秤にかけた訳ではなく、そのくらいの意思で女優という仕事に向き合っているという意味での回答です。
きっと、12歳になる長男には、大人として自分の仕事を理解させるべきだと考えての回答だったのでしょう。
女優とは、家族をも優先出来ない仕事
そんな子供とのやりとりを紹介する中で、女優という仕事を…

「仕事はたくさんの人に支えられて成り立っています。自分の家族を優先できない仕事を私はさせていただいていると思っています。」
と、時には家族をも犠牲にしなければならない仕事だと語った広末さん。
きっと、家族を優先出来ないという苦しみは、女優に限らず多くの働くお父さん、お母さんが感じたことのある悩みではないでしょうか。
さらに、
「どんな仕事の女性も同じ気持ちだと思います。だから毎日精いっぱい、120%、愛情をかけて家族と接し、精いっぱい仕事にも全力で向き合うことかと思います」
と、仕事を頑張るからこそ、家族には120%の愛情を注ぐようにしているとも語った彼女。
一人の親として、仕事に対する責任感と、家族に捧げる愛情との狭間でもがく気持ちは、広末さんも同じだったんですね。
働くお母さんとしての苦悩を明かし、さらに仕事に対する責任感の強さを12歳の長男に伝えようと努力した彼女の姿には、多くの働く女性たちから称賛の声が寄せられました。
仕事から逃げたいと産んだ子供が支えてくれた人生
今年6月に発売されたファッション誌「FRaU」7月号の中で、これまでの半生を赤裸々に振り返ったことでも話題を呼んだ広末さん。
実はその中で、第一子を授かるに至った”意外な真相”を明かしていました。

「正直、確信犯です。出来ちゃった結婚と言われたけど、そうじゃないと結婚なんて出来ない状況だった。あの時点でフェードアウトしないと壊れていた」
14歳でデビューしてから、売れっ子として第一線を走り続けていた広末さん。毎年3〜5本のペースでドラマや映画に出ずっぱりだった彼女は、23歳の頃を”壊れそうだった”と振り返るほど、心身共に疲弊した状態に陥っていたといいます。
人気絶頂でのできちゃった結婚は、「とにかく仕事から逃れたい」という一心によって為されたものだったそうです。

一度仕事から離れたことで、女優という仕事を見つめ直すことができたという広末さん。長男出産の約1年後には、再び女優として復帰を果たすこととなります。
しかし、復帰から数年後には前夫との離婚を発表。当時は仕事が多忙だったこともあり、”自殺”が頭をよぎるほどに精神的に追い込まれてしまっていたのだそうです…。
「もうしんどすぎて、これ以上頑張れないなって――。いつも気づいたら高い所にいって、誰か背中を押してくれないかな――っていう感じだった」
しかし、この思いを断ち切ることができたのは他でもない、愛息子の存在だったと言います。
仕事から逃れたい一心で妊娠・出産した広末さんでしたが、その息子の存在こそが、彼女の支えとなり、再び女優として輝く糧となっているのだそうです。
「負けないぞ」という気持ちが自分を奮い立たせている
2010年にはキャンドルアーティストのCandle JUNEさんと再婚し、翌年には次男を、2015年には長女を授かり、公私ともに充実した生活を送っている広末さん。
3児の母となり、慌ただしい生活を送っているにもかかわらず、以前にも増して精力的に仕事をこなしていますよね。そんな彼女を支えているのは「負けないぞ」という強い気持ちなんだそうです。

「女優業は睡眠不足で常に眠いし、でも、きれいでいないといけない。過酷な現場も多い。自分を奮い立たせるのは『負けないぞ』という気持ちです」
さらに、今では「自分にできる最大限のことを、できる範囲でやろう」と心がけているという彼女。
母としても、女優としても全力で走り続ける為には、あれもこれもと求めずに、欲張らずに頑張ることが大切だと気づいたのだそうです。
仕事も家庭も全力で頑張る、母の姿はカッコイイ
一人の働く母として、全力で仕事をこなし、家族にも毎日最大限の愛情を注ぎ続けている彼女の姿は、働くお母さんにしか出せない輝きを放っているように見えますよね。
また、どんな時にもブレない、仕事に対する真摯な姿勢にも多くのことを学ばされます。
これからも、母として、女優として輝き続けて欲しいですね。今後の活躍にも期待したいです。
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