日本でも大人気の歌手、アリアナ・グランデ

アメリカでシンガー・ソングライターとして活躍するアリアナ・グランデ、23歳。
その抜群の歌唱力から”ネクスト・マライア(次なるマライア・キャリー)”と称されることもあるアリアナ。
その人気は歌にとどまらず、可愛らしい見た目から、ファッションやメイクのお手本とされることも多く、若者に絶大な人気を誇っています。
アリアナの兄、フランキーとは…

こちらがアリアナの兄、フランキー・グランデ、31歳。
シンガー、ダンサー、YouTubeパーソナリティなど、幅広い分野で活躍しています。
8歳も歳が離れている2人、実は異父兄弟。
しかし、まるで恋人同士かと思ってしまうくらい、とっても仲良し♡
インスタにはよくツーショットの写真がアップされているほか、アリアナの来日の際にも兄が付き添うなど、若くして世界を股にかけて活躍する妹を一番近くで支えている存在でもあります。
ゲイであることをオープンにしているフランキー

実は、ゲイであることをカミングアウトしているフランキー。
アメリカは日本よりLGBTへの理解が進んでいるとはいえ、まだ差別的な目で見られてしまうことが多いのも事実。
そんな兄を、アリアナは1番の理解者として、これまでずっと支えてきたそうです。
「他のどの家よりも、同性愛が普通だと考えられている家庭で育ったの。兄はゲイだし、親友もみんなゲイだもの。兄がカミングアウトした時も、我が家にとっては大きな問題ではなかったわ」
LGBT差別は許さない!

ゲイである兄を持つからこそ、彼らの心の美しさを誰よりも理解しているアリアナ。
過去には、インスタに差別的意味を持つ「ホモ」という言葉とともに兄の写真が載せられたことに大激怒!
そのインスタユーザーに対し・・・
「あなたのいう”ホモ”は地球上で誰よりも強くて素晴らしい人。面白くて知的で、しかも優しい心を持っていてみんなに愛されているのよ。本当に素晴らしい人だし、私はとても誇りに思っているわ。」
このように返し、見事にピシャリ!
アリアナの兄への愛が伝わってきます。
また、LGBT差別をする人たちに対しては、”大嫌い!”と、たとえファンであっても容赦ありません。
「人がセクシュアリティを理由に誰かを嫌うなんて、私にとっては言語道断。私は不寛容も批判も嫌い。大嫌いよ」
「愛する人が傷ついている姿を見ると、“こんなにうわべだけの、くだらない理由のために、人はどれだけ小さく、精神的に無知蒙昧で、信じられないほどバカになれるのだろう?”って思ってしまう。相手と会話もせず、セクシュアリティを理由に人を判断するなんて、どれだけ嫌なヤツなの?」

兄の味方じゃないなら、神様だって嫌いよ!
ゲイであることをカミングアウトしたフランキーは、なんと教会からも差別を受けてしまいます。
かつては同性愛を”宗教上の罪”としていたキリスト教。最近では、世間の風潮もあってキリスト教徒でも同性愛者であることを公にしたり、同性婚をするカップルも大勢いますが、フランキーの通う教会ではそうではなかったそう。
あろうことか、神父様に「神は君を愛していない」と言われてしまったのだそうです。
「兄のフランキーが”神様は僕のことが好きじゃないんだよ。だって僕は…”と言った時、”わかったわ。それって嫌な感じ”と思ったの」
すると、アリアナは兄と一緒にユダヤ教の一派であるカバラに改宗!
兄を愛してくれないなら、神様だって大っ嫌い!という姿勢、潔くてとても好感が持てますね。

さらに
「神は理由があってすべての人をこのように創られたの。誰もが自分自身の完璧なバージョンなのよ」
とも語り、LGBTであることは自然なこと、負い目に感じたり隠すことはないのだということを、声を大にして発信し続けています。

LGBT差別がなくなる日を夢見て…
こういった経緯もあり、ゲイ・アイコンとしてLGBTの人たちからも熱い支持を得ているアリアナ。
彼女から発せられる言葉の一つ一つに、ゲイであるがゆえの辛い思いを兄と分かち合ってきた、二人の兄弟愛を感じることができます。
彼女の行動が一つのきっかけとなり、世界中からセクシャリティ差別が無くなる日がくるといいですね。
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