史上4人目の快挙!2連覇を成し遂げた内村航平選手!!
昨日早朝に決勝が行われた男子体操の個人総合。
内村航平選手の見事な逆転金メダルに日本中が沸き、丸1日たった今でもまだ興奮冷めやらぬ”内村フィーバー”が続いていますね。

個人総合でのオリンピック2大会連続金メダルは、44年ぶり、史上4人目の快挙となりました。
しかし、その後の記者会見で・・・
メダルを獲得した3選手によって、競技後に行われた記者会見。
そこであろうことか、内村選手に失礼すぎる質問がぶつけられてしまうことになったのです・・・

「採点をされる方々から、かなり好意的に見られていて、同情をされているから良い点が取れている、ということはありませんか?」
なんとも、耳を疑ってしまうような失礼すぎる質問ですよね。
これには質問を聞いていた内村選手もこの表情です・・・

そしてこの質問に、内村選手は困った様子を見せながらも
「いや、全くそんな事は思ってないです。やはりどんな選手でも公平にジャッジしてもらっていると思うし、審判も同じ人間ですけど・・・やはりそこは・・・そいういう感情は入れてないんじゃないかな、と僕は思います」
と回答しました。
すると、なんと横に座っていた2位の選手が・・・
先ほどの内村選手への失礼すぎる質問に横から口を開いたのが、銀メダルを獲得したウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手。
どうやら、先ほどの質問に黙ってはいられなかったようで・・・

「フィーリングというものはみんな持ってますよ。
でも、このスコアに関しては本当にフェアで神聖なものであるという事を僕たちはみんな知っているんです。とにかく航平さんは、彼のキャリアの中でいつも高い点数を取ってきているんです。
だから、今の質問は大変無駄な質問だったと思いますよ。」
と、怒り冷めやらぬ様子で、質問を投げかけた記者を一蹴しました。
銀メダルに輝いたオレグ・ベルニャエフ選手とは・・・?
昨日行われた決勝では、最終種目の鉄棒に入るまで2位の内村選手に圧倒的な差をつけて1位を独走していたオレグ選手。
しかし、最後の鉄棒では完璧な演技をしたものの、やはり鉄棒を最も得意とする内村選手には一歩及ばず、0.099点差という僅差で銀メダルとなりました。
また、彼の生まれ故郷であるウクライナは2014年から反政府運動が活発化し、治安部隊との睨み合いが続く、事実上の分裂状態となっています。
さらに、ロシアがクリミア半島への軍事介入を進めるなど、さらなる混乱状態が今もなお続いています。
その影響は同国のアスリートにも及んでおり、練習場や器具はボロボロ、活動費もままならないという劣悪環境の中で練習を積み重ねてきたのだそうです。
そんな思いを背負って挑んだオリンピックで、惜しくも銀メダルという非常に悔しい思いをしたにも関わらず、ジャッジや内村選手に対するリスペクトの言葉を発した彼にはネット上で賞賛の声が上がっています。
男子個人総合銀メダルのオレグ・ベルニャエフ選手のインタビューでのコメントには感嘆します。
— Alize (@alizeemuku) 2016年8月11日
内村選手、ほんとに凄い人だね。同じく凄いのは、2位のオレグ・ベルニャエフ選手。外国人記者からの嫌味な質問に対して、内村さんに代わって怒ってくれたなんて・・・。さすが次代のヒーローだね。
— 黒の獅子王 (@kuronosisiou) 2016年8月11日
ベルニャエフかっこよすぎか
— 笹 (@danmarukun1) 2016年8月11日
その冷静で、男前な対応を絶賛するツイートが相次いだほか、オレグ選手のインスタグラムには「君こそが真の金メダリストだ!」「素晴らしい心の持ち主だ」といったコメントが世界中から寄せられていました。
さらに、銅メダルの選手からも・・・
先ほどの会見では、銀メダルのオレグ選手だけでなく、銅メダルに輝いたイギリス代表のマックス・ウィットロック選手も・・・

「彼のスコアは驚くべきものです。一番最後の鉄棒は、もう言葉がありませんでした。とにかく、これだけの冷静さを維持して、最後のジャンプ・着地までパシッと決めるのは大変なことだと思います。」
と、ジャッジの公平さと内村選手の演技を褒め讃えるコメントを発しました。
「伝説の男と一緒に戦えて、僕は幸せだよ」
試合後のインタビューでは、「伝説の男(内村選手)と戦えて、本当に幸せだよ。」と語ったオレグ選手。
内村選手の姿を一心に追いかけ続けてきたからこそ、こんな素晴らしい言葉を述べることができるのでしょうね。
そのスポーツマンシップにあふれた心意気は、まさしく金メダル級!と呼ぶにふさわしいでしょう。
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